慶應義塾大、日吉キャンパスへ
慶応義塾大の日吉キャンパスへ、新作公演の打ち合わせをしに伺いました。
お稽古場のある祐天寺駅から、乗り換えなしで15分ほど、こんなに近くに、こんなにも緑の生い茂る場所があるとは知りませんでした。

ちょうど休み時間に伺ったため、慶応の学生さん方とも、お話しすることができました。
皆さん、日本舞踊にとても興味を抱いてくださっていましたが、ほぼ全員が「『国宝』みました!」と言ってくださいました。
ご感想を訊ねると、「映画として、面白かった!」というかたも、「おどりが綺麗だった!」というかたも、いらっしゃいました。

「『国宝』をご覧になって、日本舞踊を習いたいと思いましたか?」と聞いてみると、その答えもさまざまで、「歌舞伎は観に行ってみたいと思った」という方もいれば、「興味は湧いてきた」という方もいらっしゃいましたが…
みなさん一様に、「私でも習っていいのか…」ということを仰っていました。

やはり日本舞踊には、どこか敷居が高く、「特別な人」、それこそ『国宝』の「丹波屋」のような、花井半二郎ひきいる名門の家に生まれなければできない、というイメージがあるのかもしれません
(先日、千葉商科大学でさせていただいた講演のおりにも、そんなお話を学生さんからされました)。
しかし、実のところ日本舞踊は、はじめこそ違えど、その大部分の歴史は、街に住んで普通の暮らしをする人々によって紡がれてきたそうです。

それは今のお稽古場でもそうで、元気いっぱいな小学生もいれば、和文化好きな大学生や、会社帰りのOLさん、朝活として楽しんでいるご近所のおばさまなどなど…本当に色々な方が、生まれにかかわらずいらしています。
少しでもご興味のある方に、ひろく日本舞踊に触れていただくことが叶えば嬉しいです。
(当教室でも、無料体験を開いています。どなたでも、それこそ未経験の方でも、着付ができない方でも、お受けしております。ご興味おありでしたら、ぜひご検討ください!)